「やめない」とだけ決めていた社長と「やめてやる」と毎日思っていた私

※写真掲載にあたってご確認と掲載許可をくださったキャリアハック編集部さん、本当にありがとうございます。

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みなさん、こんにちは。みんなのマーケットのtanakenです。

このブログで何か書きたいなと色々考えていたのですが、先日キャリアハックさんで社長の浜野の記事(「やめない」とだけ決めていた」)が公開したことと、3月にオフィスを引越ししていろいろ感じることがあったので、そんなことをこの記事でまとめたいなと思っています。

先にざっくり書いてしまうと、タイトルにもありますが、入社当初はめちゃくちゃこの会社をやめたいと思っていました。


今ではすごく充実した時間を過ごすことができていますが、やめたいと思っていた当時考えていたこととか、そこを乗り越えてどんなことを感じることができたのかとか、それを通じて入社を考えている方や今いるメンバーに向けて伝えたいことを綺麗事だけにならないようにできる限り本音で書いていこうと思います。 

このブログではどうしてもとっつきやすい「猫がいる会社」とか「フレックス」に話題がいってしまいがちで、テーマ的にシビアな話になりづらいんですけど、この会社に入社してから今までに感じたことをありのままでお伝えできるように頑張ります。拙文で私の独白みたいになってしまいますが、お付き合いいただければ幸いです。

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「やめてやる」と毎日思っていた私

私がみんなのマーケットに入社したのは2014年7月。7人目の社員として入社しました。
当時はオフィスも小さくて、社員のみんなはすごく「仲良いな」って思っていました。個人事業主や中小企業の社長さんを応援するサービスに携わっていきたいという思いと、ベンチャーの中で企業と自分を一緒に成長させていきたいという思いでこの会社への入社を決めました。

ーなぜやめてやると思っていたのか

私は大学では体育会系の学部に通っていて、新卒で入社した会社も体育会系のノリの会社、事業部でした。経験値的に「体育会」な世界の中で生きてきた時間が長かったです。ツラい時は「みんなで声出そうぜ!」とか、わかり合えない時は「とりあえず二人で飲み行って腹割って話そう!」みたいな感じです。

一方でみんなのマーケットは、大げさに表現してしまうと語弊はありますが「オタクっぽい」んですよね。仲良くなるまでにすごく時間がかかったり、ノリが独特だったり、なんというか「アツさ」みたいなものが表には全然現れてなかったり、その人の人間性をなんとなくでも理解するのにすごく時間がかかりました。シンプルに入社当初は(といっても2年くらい)周りの人たちとうまくコミュニケーションが取れませんでした。

社内で困ったことが起きたとき、今まで使ってきたコミュニケーションが一切通じないんですよね。私自身が「前に前に」みたいな性格なこともあって、余計に空回りして、少人数のオフィスで目に見えて浮いていくのにそんなに時間はかからなかったんじゃないかなと思います。そうすると、みんなでランチに行ったり、飲みに行ったりするのがどんどん億劫になって、なおのこと社内で浮いていく。メンバーとコミュニケーションを取らなくなっていくっていう悪循環にどんどんはまっていきました。

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コミュニケーションの取り方が違うから「言われていることの意味が理解できない」「伝えた内容が伝わらない」ってことがすごく多くて、”ただのコミュニケーション不足でしょ?”とか思うかもしれないけれど、そんな次元じゃなくお互い理解できないし、伝えられないような状況でした。だから、お互いストレスがものすごくたまるし、どんどんコミュニケーション不足にもなる。

例えば、「絶対これやるなよ!」みたいなニュアンスで伝えられたものを、僕の解釈では「多少気にしとけばいいか」という理解になって、みんな「なんで言ったのにやるの!」僕「言われたことをやってるじゃん」みたいなすれ違いがすごく多かったです。

普段からコミュニケーションでストレスが溜まってるから、お互い沸点も低くなってて、ちょっとした私の言動が“ムカつく”ということを当時のメンバーにたくさん感じさせてしまっていただろうなと思います。当時の自分は社内においてすごくめんどくさい存在でした。

こんな状況なので当然、入社してしばらくすると、どんどん職場に行くのが嫌になって、毎日家で「この会社やめたい」って言っていました。比喩じゃなくて本当に毎日。勤怠もボロボロで、そりゃ浜さん(社長のことをこう呼んでいます)やメンバーからもお叱りを受けました。めちゃくちゃダサいですけど有り体に言えば「誰も俺のツラさなんてわかってくれない」みたいな感じのことを思っていた気がします。自分自身がどうしたらよいかわからなくなって、仕事中にダイレクトメッセージで怒られているときにディスプレイに隠れてオフィスで泣いたり、オフィスの非常階段で一人で黄昏てたりしてました。ダサいですねw


 
端的に言ってしまうと「社内のコミュニケーションがうまくとれなくて、とにかくやめたかった」という、改めて考えると結構ありがちな理由です。メンバーも少なかったから、逃げ場がなかったし、居場所もなかった。全部を吐き出せる関係の人もいなかったし、そういう人を自分から作らない状況にしてしまっていた。そんな感じでしょうか。

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ーなんでやめなかったのか

理由は2つあって、一つは学生時代の経験からきています。先ほど書いた通り私は体育会系の学部の卒業なんですけど、そこで3年生になるタイミングでプレイヤーをやめてしまったんですよね。人によっては学生時代の一番楽しいのが大学生時代だったり、一生続くような一番濃い友人ができたりするタイミングだと思うんですけど、やめたことによって友人関係とかそれまで頑張ってたことが全部“ゼロ”になってしまった。それからの学生時代は本音で話せるような人もいなくなってしまって基本一人でした。

その時に「やりきらないと全部ゼロになっちゃうんだな」ってつくづく感じたんです。
頑張ってた時の自分と関わってた人たちが「あいつ結局ゼロだよね」って評価になっちゃう。絶対に。「やめちゃったけど、あいつ頑張ってたよね」なんてことにならないし、そんなことを自分で思っても虚しい。

だから、チャレンジしたら何が何でも自分自身が「やりきった」と思えるところまで、やらないとダメなんだなと思っていました。

もう一つは会社のメンバーのことを心底嫌いになれなかったんです。悪いのは「分かり合えない状況」であって、この人たちじゃないとどっかで思ってました。当時は自分も苛立つことがたくさんあって、家でメンバーの文句とか言ったりしてましたけど、どこかで「これって自分を言い聞かせようとしてないかな」「口では悪く言ってるけど本気でメンバーのこと悪いやつだと思ってるのかな」っていう考えがずっとあって、この状況でやめたら絶対後悔するなって思ってしまった。

何より、当時いたメンバーに認められずにやめたら負け犬だな。やめるならこいつら全員に自分を認めさせてからだなって。そのままやめることが心底悔しかった。

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ーいつから居場所ができたのか

負の気持ちを抱きながらも、メンバーのことを理解しようとして、理解してもらえるようにして、きっと少しずつ自分の居場所みたいなものができてきたのかなぁと思います。明確なきっかけとかがあったわけじゃなくて、たぶん少しずつ少しずつ認めてもらえて、私も周りのメンバーのことが理解できてきた。

自分自身でそれに気づけたのは、仕事が終わってから、何人かのメンバーとオフィスでお酒を飲んでいる時に、ふと「あれ、今すごい楽しい。受け入れられている。」と思えたときでした。会社のメンバーとお酒を一緒に飲んで、自然と「楽しいな」と思えるようになるまで入社から2年の時間が必要でした。

そこから今日までもちろんツライこととかしんどいこととか、たくさんあったんですけど、でも楽しかった。その時、その時は全然楽しくないけれど、ちょっと時間が経って振り返ると「まぁ、なんだかんだ言って楽しかったな」と思える。

それはきっと、何かを変えようとしたり、何かを残そうとしたり、何かを伝えようとしたり、「自分にできることを探して、自分ができることをやっていた」からだと思います。人のせいにせず、自分の出来る範囲で自分のせいにして、自分ができることを頑張っていたから。そうすると「自分の出来る範囲を大きくしよう」って考えになるし、それが自分の成長につながるし、それが充実した時間になるのだと思います。

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入社したばかりの人やこれから応募を考えている人に伝えたいこと

ーこの会社のカルチャーについて

この会社の情報を見ると「猫がいる会社」とか「フレックス」とかの情報がたくさんでてきますが、私はみんなのマーケットの本質は全くそこにはないと思っています。だから、そこを重視してこの会社に入ってしまうとミスマッチになってしまう可能性が高くなる。私たちのことを知るきっかけ、興味を持ってもらうきっかけとしてはすごくいいなと思うけれど、それをそのまま本質だと思ってしまうと入社したあとに「何か違うな」ってどうしてもなってしまう。

私が思うみんなのマーケットのカルチャーはポジティブに言うと「チャレンジすることを誰も止めない」「頑張っている人をしっかり評価する」「助けを求めると助けてくれる人がたくさんいる」です。しかしながら、あえてネガティブな表現をするならば、「チャレンジしなくても何も言われない」し、「頑張っていない人に対しての評価はドライで冷酷」だし「助けを求めなければ誰も助けない」「助けるに値する人じゃないと誰も助けてくれない」かなと思います。

みんなのマーケットでは、個人の「甘え」に対する許容値がものすごく低い。もしかしたら「0」かもしれない。それは私たちが「正直者が馬鹿を見ない世界をつくる」ことを目指しているからであり、頑張っている人が馬鹿を見ることを私たちが許容してはいけないから。私たち自身が「正直者が馬鹿を見ない世界をつくる」ことを体現しなければならないから。甘えている人を許容すれば、絶対に頑張っている人が割りを食うことになる。
だから個人の「甘え」に対して許容値が低い、こういったカルチャーになっているのだと思います。

少なくとも私はすごくフェアだし、すごくいいカルチャーだと思っています。頑張ったことが正当に評価され、「上司に気に入られているから」みたいな評価がなく、自分が望むならどんどんチャンレンジすることができて、それがさらに評価につながる。そんなカルチャーです。

でもそれは、当たり前だけどイバラの道で、全然楽じゃないし、ツライし、しんどいし、自分自身を追い込んでいく必要がある。楽な仕事をして評価されることなんて絶対にないし、そんな人は世の中にはいない。努力もしないで目の前に人より優れた成果が出せる仕事が現れることも絶対にないし、もしそんなことを思っている人がいるとしたら、それは幻想でしかない。


しんどいことをやりきって、人が出せない成果を出して、初めてそれが評価につながる。それをちゃんとみんなが見てくれる、応援してくれる、評価してくれる会社だと私自身は感じています。だからこそ、すごく頑張りがいがある会社だと私は思っています。

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ーこの会社への応募を検討している方へ

今回のブログでは会社のことをさらけ出して書いてきました。みんなのマーケットは「自分の成長に貪欲な人」「自分の頑張りを正当に評価して欲しい人」「どんどん新しいことにチャレンジしたい人」にとってはこの上ない会社です。だから、ぜひ「俺/私はやってやるんだ」という覚悟を持って入社してきてくれると嬉しいです。
逆に「猫がいる会社」や「フレックス」を絶対的な理由として入社したいという方は、残念ながらこの会社はきっと合わないと思います。

また、私が入社した当初は7人しかいなかったため、コミュニケーションレスがすぐ孤独につながっていましたが、今では100人近くにメンバーも増え、様々な人が活躍できる土壌になってきていると思います。このブログを読んで興味を持っていただけた方はぜひ一度オフィスに遊びに来て、その目でどんな人間が活躍しているのか確認していただけると嬉しいです。

思いの丈をありのままに書かせていただき、まとまらない文章となってしまいましたが、このブログを読んでいただいた方に少しでも何か伝われば幸いです。

ちなみにですが、私も入社してから約5年が経ち、大変だけれどとても楽しく、とても充実した時間の中で仕事ができています。「楽しいこと」がしたいなら、「楽」はしちゃだめだ。今日もそう思いながら、頑張っています。

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